早朝、5時前に目が覚める。
確か、昨夜の船内放送で案内されていた日の出時刻のタイミングだ。
パッと起きて素早く着替え、カメラを携えてデッキへ急ぐ。
こういう時は目覚めがいいから不思議だ(笑)。

甲板の上に広がる空はあいにくの曇り空。
霞みながらもなんとなく朝日の清々しい光を感じたけど、日の出が望めそうな天気でもない。
早朝にもかかわらず、デッキには日の出を一目見ようと、ちらほらと乗客の人たちが東の空を眺めていた。
しばらく朝の冷たい風に吹かれながら太陽が出るのを待ったけど、日の出の時刻をだいぶまわってるのに、明るくなるだけ・・・。
あきらめて部屋に戻って二度寝する。

次に起きたのは8時前。
でも、今日はずっと船でくつろいでいれば良いわけで、いつもの朝のようにせかせかと何かを準備することもないし、出掛ける必要もない。あぁ、なんて幸せ☆(笑)
でも、お腹が空いたのでレストランで朝食バイキングをいただくことにした。
さすがにちょっと遅過ぎたのか、レストランは混雑してて少し待ってから入場。
和洋織り交ぜたバイキングはメニューもまぁまぁ多くて、ごった返すレストランを接客係が総出で切り盛りしてるって感じだった。
普通のホテルと違ってここの従業員は船員なわけで、一度乗務すると3週間くらい船を降りないこともあるそうだ。
接客係は若い女性の姿が多く、年頃なのに不自由が多そうで、いろんな意味で大変だろうなぁ〜と余計な心配がふと頭をよぎる。
朝食を摂った後は、しばし船内探検。
海を眺めながらお茶できる軽食コーナー。

昨夜はここで食事してる間に出航してしまいました・・・(笑)。
遅めの朝にたっぷり食べて、昼もバイキングじゃ、ちょっと重いので、ここでチャーハンを食べました。
昨夜のカレーはまぁまぁだったけど、チャーハンは・・・。
でも海を向かい合いながらの食事は最高!
こんな立派なホールもあって、映画やコンサートなどが催されます。

ラウンジにはグランドピアノも置かれていて、午後にはピアノコンサートも開かれるらしい。

部屋に戻ってくると窓から、船と並んで飛んでいる渡り鳥!?が見えました。
なんかね、海の上でも鳥とかが普通に生活を営んでるのが見えて、それがすごく新鮮だった。

あとはお茶を入れて、読書したり昼寝したり、ウダウダと船上の時間を過ごす。
読んでる本は「銀河鉄道の夜探検ブック」。
非常にマニアックな内容で、宮沢賢治の傑作を隅から隅まで理論的に検証していく内容。例えば、”乗客は何人くらい乗ってたか?”とか”銀河鉄道は何両編成だったのか?”とか・・・(笑)
船内放送が入って、14時過ぎにいよいよ姉妹船とのすれ違いがあるとのこと。
太平洋フェリー名物で、昼に仙台を出航して名古屋へ向かう船と、異常に接近してすれ違います(笑)。
デッキに出ると大海原・・・少し陽が射してきました。

はるか前方にかすかに船影が見えてきて、少しずつ近付いてくる。



「ぼぉぉぉ〜ん」と大型船らしい太い汽笛が鳴って、たまたま船に乗り合わせた乗客たちが、お互いの人生に幸あれ!と、手を振り合います(NHKの番組ナレーションのパクリ!笑)。なかなかロマンチックな光景でちょっと感動した。

あっという間に船は遠ざかっていく。

午後はすっかり天気も良くなり、穏やかな航海が続いてる。デッキでは寝転がってる人がいたり、ベンチに腰掛けて読書してる人がいたり、明らかに船旅好きな人々が思い思いの時間を過ごしていた。

僕もしばらくデッキで風に吹かれて、ぼーっと海を見て過ごす。
地上から離れて海にいると、日常の喧騒とか忘れられるから不思議。
せかせかと仕事をし、どうでも良い小さなことに追い立てられて、あぁ、普段の悩みや憂鬱なんて、どれだけちっぽけなことかっ!(笑)
あぁ、もうちょっと海に上に居たい。現実に戻りたくないよ〜。
この航海が旅の帰りでなくて良かった・・・。

潮風に当たった後は展望大浴場へ。(なんて早い切り替え・・・笑)サウナやジャグジーで体を癒す。大きな窓越しに海眺めながら風呂に入れるなんて最高!でも、漁船とか近くにいたら双眼鏡使えば覗けちゃうんじゃないの???(笑)ちなみにさっきの姉妹船とのすれ違いは男風呂側でした・・・そこら辺、やっぱ気を使ってるのかなぁ〜!?
タオルを頭に被せて湯上がり状態丸出しで部屋へ戻る途中、さっきのラウンジでは、ドレス着たおねぇさんがピアノの弾き語りコンサートをやってました。タイミング悪っ。船旅ももいよいよ終盤です。
定刻より30分早い16時30分に仙台港へ入港するとの船内放送が入る。朝からずっと船内で過ごしていたというのに、退屈なんかせずにあっと言う間に1日が過ぎてしまった。

港内に入るとカモメの群れがお出迎え。

いよいよ仙台に到着。荷物をまとめて下船する。
素敵な船旅をありがとう〜。今度はもう一晩乗って苫小牧まで行きたいなぁ。
連絡バスはほぼ満員。フェリーとはいえ、意外とクルマなし利用者が多いみたいだ。
去年の夏以来の2度目の仙台。バスで約40分、仙台駅前に到着した。
すぐに駅前のホテルにチェックインした後は、一度行ってみたかった「せんだいメディアテーク」へ向かう。広瀬通り、定禅寺通りなど繁華街を突っ切って歩いた。さすが東北の中心地、街を歩いた感じとしては名古屋よりも都会っぽい。海もいいけど、こうして都会の通りを歩くのも好きだなぁ。仙台FORUS周辺はごった返していた。
さて「せんだいメディアテーク」到着。夜7時をまわっていたが、雑誌やインターネットが閲覧できるフロアは開いていて利用者も結構多い。図書館とギャラリーが複合したような施設で斬新な建築様式が特徴的だ。しばし地元雑誌を閲覧して情報収集。

その後は駅前に戻って、仙台名物「牛タン」を食す。う〜ん、やっぱり美味しい。前と違う店に入ったけど、炭火モクモクでなかなかの雰囲気。それにしても、何か協定でもあるんだろうかと思うくらい、どこの店も値段が一緒・・・。
お腹を満たしたところで、ちょっとネットで調べ物を、ということで人生二度目の漫喫に入る(笑)。思わず2時間以上も滞在してしまった。週末とあってか店を出る頃には結構な混み具合。ホテルおさえてあるから今回はいいけど、確かに漫喫に泊まるってのもアリだなぁ〜と思った。
ホテルはチェーンのを利用したけど、ここまで節約するかっ!ってくらいあらゆるものが簡略化されていて、なんか質素で寂しくなる雰囲気。テレビのリモコンはケーブル付いてるし、湯沸かし器もテーブルもない。新しいホテルだけど、比較的空室が多くて予約が入りやすかった理由がわかった気がした。寝るしかない退屈な部屋は、熟睡するにはちょうど良かった。
<つづく>
確か、昨夜の船内放送で案内されていた日の出時刻のタイミングだ。
パッと起きて素早く着替え、カメラを携えてデッキへ急ぐ。
こういう時は目覚めがいいから不思議だ(笑)。
甲板の上に広がる空はあいにくの曇り空。
霞みながらもなんとなく朝日の清々しい光を感じたけど、日の出が望めそうな天気でもない。
早朝にもかかわらず、デッキには日の出を一目見ようと、ちらほらと乗客の人たちが東の空を眺めていた。
しばらく朝の冷たい風に吹かれながら太陽が出るのを待ったけど、日の出の時刻をだいぶまわってるのに、明るくなるだけ・・・。
あきらめて部屋に戻って二度寝する。
次に起きたのは8時前。
でも、今日はずっと船でくつろいでいれば良いわけで、いつもの朝のようにせかせかと何かを準備することもないし、出掛ける必要もない。あぁ、なんて幸せ☆(笑)
でも、お腹が空いたのでレストランで朝食バイキングをいただくことにした。
さすがにちょっと遅過ぎたのか、レストランは混雑してて少し待ってから入場。
和洋織り交ぜたバイキングはメニューもまぁまぁ多くて、ごった返すレストランを接客係が総出で切り盛りしてるって感じだった。
普通のホテルと違ってここの従業員は船員なわけで、一度乗務すると3週間くらい船を降りないこともあるそうだ。
接客係は若い女性の姿が多く、年頃なのに不自由が多そうで、いろんな意味で大変だろうなぁ〜と余計な心配がふと頭をよぎる。
朝食を摂った後は、しばし船内探検。
海を眺めながらお茶できる軽食コーナー。
昨夜はここで食事してる間に出航してしまいました・・・(笑)。
遅めの朝にたっぷり食べて、昼もバイキングじゃ、ちょっと重いので、ここでチャーハンを食べました。
昨夜のカレーはまぁまぁだったけど、チャーハンは・・・。
でも海を向かい合いながらの食事は最高!
こんな立派なホールもあって、映画やコンサートなどが催されます。
ラウンジにはグランドピアノも置かれていて、午後にはピアノコンサートも開かれるらしい。
部屋に戻ってくると窓から、船と並んで飛んでいる渡り鳥!?が見えました。
なんかね、海の上でも鳥とかが普通に生活を営んでるのが見えて、それがすごく新鮮だった。
あとはお茶を入れて、読書したり昼寝したり、ウダウダと船上の時間を過ごす。
読んでる本は「銀河鉄道の夜探検ブック」。
非常にマニアックな内容で、宮沢賢治の傑作を隅から隅まで理論的に検証していく内容。例えば、”乗客は何人くらい乗ってたか?”とか”銀河鉄道は何両編成だったのか?”とか・・・(笑)
船内放送が入って、14時過ぎにいよいよ姉妹船とのすれ違いがあるとのこと。
太平洋フェリー名物で、昼に仙台を出航して名古屋へ向かう船と、異常に接近してすれ違います(笑)。
デッキに出ると大海原・・・少し陽が射してきました。
はるか前方にかすかに船影が見えてきて、少しずつ近付いてくる。
「ぼぉぉぉ〜ん」と大型船らしい太い汽笛が鳴って、たまたま船に乗り合わせた乗客たちが、お互いの人生に幸あれ!と、手を振り合います(NHKの番組ナレーションのパクリ!笑)。なかなかロマンチックな光景でちょっと感動した。
あっという間に船は遠ざかっていく。
午後はすっかり天気も良くなり、穏やかな航海が続いてる。デッキでは寝転がってる人がいたり、ベンチに腰掛けて読書してる人がいたり、明らかに船旅好きな人々が思い思いの時間を過ごしていた。
僕もしばらくデッキで風に吹かれて、ぼーっと海を見て過ごす。
地上から離れて海にいると、日常の喧騒とか忘れられるから不思議。
せかせかと仕事をし、どうでも良い小さなことに追い立てられて、あぁ、普段の悩みや憂鬱なんて、どれだけちっぽけなことかっ!(笑)
あぁ、もうちょっと海に上に居たい。現実に戻りたくないよ〜。
この航海が旅の帰りでなくて良かった・・・。
潮風に当たった後は展望大浴場へ。(なんて早い切り替え・・・笑)サウナやジャグジーで体を癒す。大きな窓越しに海眺めながら風呂に入れるなんて最高!でも、漁船とか近くにいたら双眼鏡使えば覗けちゃうんじゃないの???(笑)ちなみにさっきの姉妹船とのすれ違いは男風呂側でした・・・そこら辺、やっぱ気を使ってるのかなぁ〜!?
タオルを頭に被せて湯上がり状態丸出しで部屋へ戻る途中、さっきのラウンジでは、ドレス着たおねぇさんがピアノの弾き語りコンサートをやってました。タイミング悪っ。船旅ももいよいよ終盤です。
定刻より30分早い16時30分に仙台港へ入港するとの船内放送が入る。朝からずっと船内で過ごしていたというのに、退屈なんかせずにあっと言う間に1日が過ぎてしまった。
港内に入るとカモメの群れがお出迎え。
いよいよ仙台に到着。荷物をまとめて下船する。
素敵な船旅をありがとう〜。今度はもう一晩乗って苫小牧まで行きたいなぁ。
連絡バスはほぼ満員。フェリーとはいえ、意外とクルマなし利用者が多いみたいだ。
去年の夏以来の2度目の仙台。バスで約40分、仙台駅前に到着した。
すぐに駅前のホテルにチェックインした後は、一度行ってみたかった「せんだいメディアテーク」へ向かう。広瀬通り、定禅寺通りなど繁華街を突っ切って歩いた。さすが東北の中心地、街を歩いた感じとしては名古屋よりも都会っぽい。海もいいけど、こうして都会の通りを歩くのも好きだなぁ。仙台FORUS周辺はごった返していた。
さて「せんだいメディアテーク」到着。夜7時をまわっていたが、雑誌やインターネットが閲覧できるフロアは開いていて利用者も結構多い。図書館とギャラリーが複合したような施設で斬新な建築様式が特徴的だ。しばし地元雑誌を閲覧して情報収集。
その後は駅前に戻って、仙台名物「牛タン」を食す。う〜ん、やっぱり美味しい。前と違う店に入ったけど、炭火モクモクでなかなかの雰囲気。それにしても、何か協定でもあるんだろうかと思うくらい、どこの店も値段が一緒・・・。
お腹を満たしたところで、ちょっとネットで調べ物を、ということで人生二度目の漫喫に入る(笑)。思わず2時間以上も滞在してしまった。週末とあってか店を出る頃には結構な混み具合。ホテルおさえてあるから今回はいいけど、確かに漫喫に泊まるってのもアリだなぁ〜と思った。
ホテルはチェーンのを利用したけど、ここまで節約するかっ!ってくらいあらゆるものが簡略化されていて、なんか質素で寂しくなる雰囲気。テレビのリモコンはケーブル付いてるし、湯沸かし器もテーブルもない。新しいホテルだけど、比較的空室が多くて予約が入りやすかった理由がわかった気がした。寝るしかない退屈な部屋は、熟睡するにはちょうど良かった。
<つづく>
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