うわぁ、こりゃヤバいくらいハマるわぁ!(笑)
つげ義春の代表的な作品を集めた文庫コミックです。
「紅い花」
つげ義春 著 小学館文庫
貧しいような、侘しいような
なんとも言えない空気が横たわっているけど
ものすごく、あっけらかんと、それを軽やかに描き切ってる。
現代のこの効率優先や拝金主義の世の中を嫌っている視点で
光の当たらない世界にスポットライトを当てている。
この大不況の最中に読むと、それらが陰影を持って輝きを放つ気がします。
僕は「西部田村事件」にちょっと惹かれました。
ラストシーンでハヤ(川魚)を逃がすところがなんとも・・・。
観光地をわざと避けながら旅して出会った
戦後の高度経済成長時代に取り残された鄙びた温泉宿。
そういう場所に留まった吹きだまりにある空気のようなものが
何かしら癒しになるのは何なのでしょう。
たぶん、そこには、ペンキを塗りたくったり、上辺だけキレイに装っても隠し切れない
真実のようなものが、ボロボロと上層が剥がれて露出していて
現代の快適便利で潔癖性的な営みの危うさを嘲笑するような
貧しくとも強い視点が存在するように感じます。
久々に新作です。
スライドショー「Red Waltz」をサイトにアップしました。
http://sky.geocities.jp/seasons_ryo/gallery/slide2009.html
「赤い電車」と言えば、くるりの曲ですが
くるりが唄った赤い電車は京急であり
当地方で言う赤い電車は名鉄電車です(笑)。
しか〜し、だんだん白やら銀やら、赤でない電車に取って代わろうとしています。
シンボルカラーというのが、世の中から消えていってますね。
その昔、名古屋の地下鉄は黄色だったし、JRはオレンジに緑。
色の力を見直してみたくなりました。
レトロな赤い電車に乗って、うたた寝しながらどこか遠くへ・・・
そんな感じで作ってみました。
もうすぐ春ですね。
日もすっかり長くなってきました。
緑を意識する季節がやってきます。